TcpExchagerでVNCをつなぐ |
接続図は次のようになります。
VNC-ViewerからVNC-Serverに接続した場合の図です。
赤い単線の矢印がTCP接続方法です。
この場合、PC-AとPC-BはPCに外からの接続はありませんので外部からの接続を禁止した状態でOKです。
TcpExchanger Centerプログラムの設定を説明します。
CenterはAgentからの待ち受けポートの設定だけです。待ち受けポートの設定はデフォルトは55000ポートとなっています。ここではデフォルトのままので設定とします。
PC-Cでは外部からの接続を中継するわけですのでここではファイアウオールの設定が必要です。CenterプログラムはAgentからの接続は固定ポートで待ちますがデータポートは空きポートをダイナミックに割付ますのでCenterプログラムに対して許可を行う設定としてください。(固定ポートの許可だけではデータポートの接続ができませんのでご注意ください)
また、Centerプログラムを設置するOSがサーバOSでない場合は、接続数の制限がありますのでご注意ください。
PC-Bでは、サーバアプリケーションとTcpExchanger ServerAgentプログラムを設置します。
サーバアプリケーションはこの場合、VNCサーバとなります。VNCサーバはlocalhostからの接続に限定するとセキュリティは強化されます。
ServerAgentの設定は、VNCサーバをTcpExchangerのサービスとして登録します。
設定がServerAgent画面の追加ボタンを押下します。
サービス名を、VNC-Server、ポート番号を5900と設定します。 (VNC側でポート番号を変更している場合はその番号に合わせます) |
登録を行うと一覧に、表示されます。
登録したServiceが一覧に表示されます。 |
次にCenterへの接続設定を行います。Centerへの接続は画面の接続設定ボタンでCenterへの接続設定ダイアログを呼び出して行います。
自ノード設定は、任意の名称を設定します。今回はPC-Bと設定してください。 (この名前は、Centerに接続するAgent間でユニークな名前にします。) 接続先設定: HostName/IpAddress:PC-Cのネットワーク名またはIPアドレスを設定します。 Port:ポート番号は55000を設定します。 |
Centerとの接続設定を行った後、接続ボタンを押下するとCenterに接続した状態になります。
接続すると、画面の状態表示がONLINEとなりPC-Bの準備は完了します。
この時点で、Centerプログラムの接続ノードにPC-Bが表示され、Service一覧にVNC-Serverが表示されていれば中継可能な状態です。
PC-Aではまず、ClientAgentのCenterへの接続設定から行います。
Centerへの接続設定は、画面の接続設定ボタンを押下すると、Centerへの接続ダイアログを表示します。
設定内容は、PC-Bとほぼ同じです。 違いは、自ノード名称だけです。 この場合、自ノード名称はPC-Aとします。 |
接続設定を行った後、接続ボタンを押下するとCenterに接続した状態となります。
Centerに接続すると利用可能なServiceの一覧がCenterより送られてきます。
赤枠部分が、PC-Bで設定したVNC-Serverが利用可能なサービスとして表示される。 |
ここで、PC-BのVNC-Serverにローカルポートを割り付けると、接続可能な状態になります。
PC-BのVNC-Serverの行を選択して、ローカルポート割付ボタンを押下します。
ローカルポートの割り付けを行うと、VNC-Viewerからの接続が可能となります。
接続可能なポートは一覧で、接続可能と表示されます。
ここまでで、準備は全て完了です。
この状態で、VNC-Viewerを起動します。接続設定は、localhostの59000番ポートです。
以降は通常のVNC接続と同じです。接続が確立するとSession一覧に接続状態が表示されます。
(Center,ServerAgentのSession一覧にもそれぞれ表示されます。)
VNCの接続説明は以上です